- 2026年10月05日
- その他
カンボジア開発評議会(CDC)の公共サービス手数料に係るデジタル・インボイスの導入
カンボジア開発評議会(CDC)は、2026年9月25日付で、CDCの公共サービス手数料の支払に係るデジタル・インボイスの使用に関する指導第1707号(以下、「本指導」)及びその実施に関する通知第1708号(以下、「本通知」)を発出しました。
これにより、適格投資プロジェクト(QIP)の登録、変更等のCDCに対する各種申請に係る手数料の請求及び支払いは、2026年10月26日から、CDCの発行するデジタル・インボイスに一本化されます。
背景
従来、CDCの公共サービス手数料の支払いは、投資プロジェクト管理システム(cdcIPM)を通じた申請についてはデジタル・インボイスによって、それ以外の申請については担当部局に手数料を直接納付した上で従来型の領収書を受領する方法によって、それぞれ行われていました。
本指導及び本通知は、これら2つの方式をデジタル・インボイスに一本化し、手続の簡素化及び所要時間の短縮を図るものです。
デジタル・インボイスの概要
デジタル・インボイスは、CDCのサービス提供システム(cdcIPM及びcdcService)から発行され、cdc.gov.khドメインから生成されたQRコード(Pay and Track QR Code)が付されます。インボイスには、企業名、申請者又は法定代理人の氏名、担当部局名、サービスの名称及び手数料額、支払状況、並びに、支払済の場合には銀行の取引番号及び支払確認日時等が記載されます。
デジタル・インボイスの主な機能は、以下のとおりです。
– 手数料の請求書としての機能
– 支払確認書としての機能(本指導は、サービス手数料の納付が正しく行われたことの確認書として、原本たる法的文書としての価値を有するとしています)
– 場所及び時間を問わない、CDC担当部局に対するデジタル決済
– サービス提供状況の追跡
– 公共サービス収入の取引記録
申請者は、CDCのシステムを通じて直接、又は、CDCの窓口において、デジタル・インボイスを受領します。
支払方法及び進捗の確認
申請者は、未払のデジタル・インボイスに付されたQRコードをスキャンし、以下のいずれかの方法によって手数料を支払います。
– Bakong KHQR
– モバイルバンキング
– VISA又はMastercardによる国際決済
支払後、インボイスの状態は「支払済」に更新され、銀行の取引番号及び支払確認日時が記録されます。同じQRコードをスキャンすることによって、支払時点からサービス完了までの処理状況を確認することができます。
適用範囲及び実施時期
デジタル・インボイスは、CDC及び経済財政省の共同省令に定めるCDCのすべての公共サービスに適用されます。本通知に基づいて、2026年10月26日から、CDCの窓口及びデジタルシステムを通じたすべてのサービスについて、デジタル・インボイスの使用が義務付けられます。
なお、本指導に基づくデジタル・インボイスは、CDCに対する手数料の支払証憑であり、税法上のタックス・インボイスではありません。また、税務総局(GDT)が導入を進めている電子インボイス制度(Cambodia E-Invoicing System)とも別の制度です。